どんな知識がAWSエンジニアに求められているのか?

AWSエンジニアとして活躍するために必要な知識は? article title

AWSエンジニアとして活躍するために必要な知識は?

AWSエンジニアにはどのような知識が求められているのでしょうか。まずは、できるところからコツコツと勉強を続けましょう。

AWSについて熟知しているのは当然

AWSについて熟知しているのは当然

AWSエンジニアはAWSが提供するさまざまなサービスを利用してシステムを構築するため、AWS全般に関する知識は当然、必要です。例えば、VPCを使ってネットワークを構築する、EC2を使って仮想サーバーを構築するなど、熟知していなければ、どのAWSサービスを活用すればいいのかすらわかりません。
最初からすべてのサービスを完全に理解することは不可能です。自分がAWSエンジニアとしてどの技術分野に携わるのかを把握し、その分野の主要なAWSサービスの知識を深めることからはじめるといいでしょう。

土台となるITインフラの知識も必須

AWSクラウドでアプリケーションを実行するためには、まずITインフラを構築する必要があります。また、オンプレミス環境からクラウド環境に移行する場合、オンプレミス環境で稼働しているネットワークやサーバーの運用を理解していなければ、AWSでどのような機能を実装すればいいのかもわからないでしょう。そのため、ネットワークやサーバーに関する基本的な知識も必要です。ITインフラの知識はインフラエンジニアの勉強をすることで習得できます。

Webアプリケーションの知識も身につけておきたい

Webアプリケーションの開発にはプログラミング言語やWebフレームワークの知識が欠かせません。また、それらを運用・管理するためには、AWS環境にアプリケーションをデプロイするための知識も必要です。さらに、アプリケーションが何を行い、どのように通信を行うのかまで理解しておかなければなりません。アプリケーションの通信は無数に存在するため、すべての知識を習得することは難しいでしょう。Webアプリケーションの知識を深めたいなら、Web通信の基本であるHTTPプロトコルの勉強からはじめるといいでしょう。

データを扱うためのスキルも必要

AWSはデータ容量に対して使った分だけ課金される従量課金制です。いくらクラウドが便利でも、ストレージ容量やデータ量を無視して使いすぎるとオンプレミス環境よりもコストが高くなってしまいます。それではAWSを利用するメリットが失われてしまいます。ストレージ容量の無駄な消費は、コスト増にしかなりません。こうしたコストを削減するためにも、ストレージやデータ容量に関する知識を身につけておきましょう。
また、データを扱う上で、限られた人しかデータを利用できない「機密性」、正確なデータを守る「完全性」、安全な通信でいつでもデータを利用できる「可用性」の3つのセキュリティに関する知識も必要です。