エンジニア自体が不足している
現在、AWSエンジニアの不足が続いていますが、それは高度な技術力や専門性が求められるため、需要に対して供給が追いついていないことが原因です。経済産業省の調査によると、2030年にはITエンジニアが最大79万人不足するといわれていますが、特に、AWSエンジニアのような専門的な知識を持った人材の不足はさらに深刻な状態になるといわれています。
AWSのサービスが多様化している
AWSは世界で最も普及しているクラウドプロバイダーです。アナリティクス、データレイク、IoTなどさまざまな分野のサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。さらに、AWSは年間数千もの新機能のリリースや機能改善を行い、サービスの進化に努めているため、AWSエンジニアの仕事量は今後も増え続けることが予想されます。その結果、「将来性が期待できる」といわれているようです。
未経験からAWSエンジニアの道を歩む場合は?
まずプログラミングやネットワーク、データベースなどの基礎を学びましょう。IT業界の基本的な構造を理解し、AWSでシステムを構築・運用するために必要な土台を築けます。
基礎を身につけたら実務経験を積みましょう。インフラエンジニア、プログラマー、ネットワークエンジニアなどの職種で経験を積むことで、業界における実践的なスキルを身につけられます。また、AWSやクラウドに関する学習も続けて知識とスキルをアップデートしましょう。
インフラ構築やプログラミングのスキルが身についたら、次のステップです。AWSエンジニアはシステム全体を理解しておく必要があるため、幅広い知識が求められます。クラウド環境に特化したスキルを磨き、AWSの専門知識を深めましょう。AWSの専門知識は、AWSの基本的なサービス、アーキテクチャ、セキュリティについて学んだり、AWS認定資格を取得したりすることで身につきます。AWSの専門知識を身につけることでクラウド環境でのシステム構築や運用に関する高度なスキルを発揮できるようになるでしょう。
専門知識を身につけたら、実際にAWSを利用したシステムを構築してみましょう。既存のWebサービスを模倣し自分のアイデアを形にすることで、より実践的なスキルと自信を養うことができます。
スキルをさらに伸ばすためには実務経験を積むしかありません。AWSを利用した案件に参加する機会を探しましょう。実務経験を積むことでAWSエンジニアとしてのキャリアを自信を持って築くことができ、実際の課題に直面する力やチームとの協調性を高めるスキルが身につきます。