難易度と学習方法 article title
AWS認定資格は種類によって内容や難易度が異なります。ここでは一例を紹介しながら難易度や学習方法について解説していきます。
初心者は「ファンデーショナル」からスタート
基礎からしっかり学びたい人は初級レベルの「AWS認定Cloud Practitioner」の試験を受けるといいでしょう。ITやAWS、クラウドサービスの経験がない人が対象なので、エンジニアだけでなく、クラウドサービスに対する理解を深めたい営業やマーケティングのプロフェッショナルなど、AWSの基本を学びたい人に最適です。
経験があるなら「アソシエイト」
AWSの経験が1年程度ある人は中級レベルである「アソシエイト」の試験にチャレンジしてみましょう。アソシエイトレベルの資格は4種類ありますが、その中でも経験の浅いエンジニアにおすすめなのが「AWS認定Solutions Architectアソシエイト」です。AWSリソースに安全に接続するための設計や、パフォーマンスとコストを考慮した設計など基礎を含め幅広く学べる内容となっています。
スキルアップを目指すなら「プロフェッショナル」
実務経験が2年以上ある人は「プロフェッショナル」の試験にチャレンジしてみましょう。現在、プロフェッショナルレベルの認定資格は、AWSを利用したクラウドソリューションの設計を行うアーキテクトを対象とした「AWS認定Solutions Architectプロフェッショナル」、AWSの開発・運用の上級者向け「AWS認定DevOps Engineeプロフェッショナル」の2つです。
専門性に特化した「スペシャリティ」
より専門性に特化したのが、プロフェッショナルレベルと同様に難易度が高い「スペシャリティ」です。
学習方法について
AWSが提供するオンデマンド講座「AWS Skill Builder」や、市販の参考書などで勉強する人が多いようです。
AWSが提供する学習コンテンツは、「デベロッパー」や「DevOpsエンジニア」などの役割別、「セキュリティ」、「データベース」などのソリューション別に分かれています。各コースには10分から40分程度の動画講義が用意されており、AWS認定試験で問われる知識を学習できます。動画講義は無料で視聴でき、ほとんどの動画が日本語の字幕付きで提供されています。試験の詳細や準備については以下より確認してください。
- AWS 認定試験に向けた準備
- 「AWS Skill Builder」を活用して学ぶ方法や取得した人の体験談などが記載されています。
市販の参考書は資格の種類ごとにまとめられているため、初めてAWS資格を取得する人も効率よく勉強できます。公式サイトのトレーニングを補強し、理解度を高めるための練習問題や模擬試験として活用するといいでしょう。以下に参考例として初級レベルと、幅広い知識が問われるSolutions Architectのアソシエイト、プロフェッショナルの参考書を紹介しているので、受験するレベルに合わせて選んでください。
- AWS教科書 AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト テキスト&問題集
- 出題範囲を絞り込んでいるので効率よく試験対策をしたい人におすすめです。
- AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル
- 出題範囲が網羅されているので理解度チェックに役立つ一冊です。
- AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説
- 試験の特徴と踏まえた演習問題と解説、模擬試験が掲載されているのでこの一冊で十分対策できます。